首都圏の30名弱の専門工事会社が、専門学校ルートで若手採用を続けてきた状況
専門学校や高校から若手を採りたい会社ほど、説明会の前に見られる情報を整える必要が出てきています。
首都圏で住宅系の専門工事や改修工事を手がける、30名弱の建設会社の話です。
以前は九州の専門学校から継続的に人が入っていました。先生とのつながりもあり、ある程度「毎年の流れ」がありました。ところが近年は、そのルートから直接来る学生が減ってきました。
今は東京の建築系専門学校を中心に、数校との接点を広げています。実際に、配布したチラシを見た学生から反応があり、若手が入社したこともありました。
一方で、合同企業説明会では手応えに差が出ています。
「会社に来てくれれば、魅力を説明する自信はあるんです。でも、そこまで来ないんです」
この言葉に、今の採用広報の難しさがよく出ています。
問題は、会社に魅力がないことではありません。学生がその魅力にたどり着く前に、訪問先を決めてしまっていることです。
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- 6月18日総合土木東京都
- 6月18日空調設備工事会社兵庫県
- 6月18日防水工事会社岡山県
- 6月16日配管工事会社青森県
- 6月16日総合建築神奈川県
- 6月16日電気設備工事会社東京都
- 6月15日総合土木千葉県
- 6月15日内装工事会社島根県
- 6月15日設備保全会社群馬県
- 6月14日内装工事会社栃木県
- 6月14日塗装工事会社神奈川県
- 6月13日解体工事会社神奈川県
- 6月11日総合建築和歌山県
- 6月11日総合土木静岡県
- 6月11日プラント工事会社京都府
- 6月11日空調設備工事会社神奈川県
- 6月11日空調設備工事会社茨城県
- 6月11日総合土木長野県
- 6月10日総合建築広島県
- 6月10日総合土木奈良県
- 6月10日総合建築東京都
- 6月10日内装工事会社愛知県
- 6月9日設備保全会社京都府
- 6月9日総合土木北海道
- 6月9日設備保全会社山口県
- 6月8日防水工事会社兵庫県
- 6月8日電気設備工事会社神奈川県
- 6月8日内装工事会社大阪府
- 6月5日リフォーム会社愛知県
- 6月5日プラント工事会社香川県
合同説明会の当日勝負では、学生の候補リストに入る前に負けてしまう
合同企業説明会は、当日ブースで呼び込む場である前に、事前に候補に入っている会社が確認される場になっています。
その会社が参加した専門学校の合同説明会では、数百社規模の企業が集まっていました。学生が回れるブース数は限られています。4回ほどしか話を聞けない中で、学生は事前に企業を調べ、訪問先を絞っていました。
そこで、たまたま通りかかった学生に声をかけて話を聞いてもらったそうです。その学生に「どうやって企業を選んでいるのか」と聞くと、返ってきたのはシンプルでした。
「まずホームページを見て、行く会社を決めています」
つまり、当日ブースの前に立った時点で、勝負はかなり進んでいます。
もちろん、当日の声かけや説明力は大切です。現場の仕事の面白さ、会社の雰囲気、社員の人柄は、会って話せば伝わります。
ただし、学生がブースに来なければ、その説明をする機会がありません。
建設会社の採用では、ここが見落とされがちです。
求人票を出す。学校に挨拶する。合同説明会に出る。チラシを置く。ここまではやっている会社も多いです。
しかし、学生がその場に来る前に見る採用サイトや採用ページが、昔のままだったり、会社概要中心だったり、社員の顔が見えなかったりすることがあります。
これでは、学生から見ると「どんな会社か分からない」状態です。
採用サイトは、応募後に見る資料ではなく、説明会でブースを選ぶ前の判断材料になっています。
学生は仕事内容より先に、働く人と会社の空気を確かめている
学生が知りたいのは、仕事内容だけではなく「ここで自分が働けそうか」という実感です。
建設業のホームページは、どうしてもコーポレートサイト寄りになりがちです。
会社概要。沿革。事業内容。取引先。施工実績。代表挨拶。もちろん、どれも大事です。
ただ、専門学校生や高校生が最初に知りたいことは、少し違います。
たとえば、次のような情報です。
- どんな人が働いているのか
- 若手はどんな仕事から始めるのか
- 未経験でも覚えられるのか
- 資格は取れるのか
- 怖い職人ばかりではないか
- 休みや働き方はどうか
- 外国籍の先輩や若手社員はいるのか
- 会社の雰囲気は明るいのか
- 入社後にどんな成長ができるのか
この会社のホームページは、数年前に社内で自作したものでした。古くなっていたため、費用を抑えながら自分たちで整えたそうです。社内でそこまで作れていること自体は、大きな強みです。
一方で、採用情報の中にあった社員インタビューは、途中から見られない状態になっていました。
理由は現実的です。
「掲載していた社員が辞めたこともありましたし、本人がホームページに載ると思っていなかった、という話もあって」
これは多くの会社で起こります。
社員の顔を出す採用広報は強いです。けれど、同意の取り方、掲載範囲、退職時の扱い、更新の仕組みがないと止まりやすいです。
社員を出すなら、勢いだけで載せるのではなく、同意・更新・差し替えまで運用として決めておくことが大切です。
そしてもう一つ大事なのは、写真や文章の質です。
現場写真があるだけでは、学生には伝わりません。社員が並んでいるだけでも足りません。
「この人たちはどんな気持ちで働いているのか」
「入社したら、自分はどんな毎日を送るのか」
そこまで想像できる見せ方が必要です。
採用サイトを「会社説明」ではなく、学生が行き先を決める判断材料にする
採用サイトや採用LPは、会社の立派さを見せる場所ではなく、学生が安心してブースに行ける理由をつくる場所です。
最初に整理したいのは、誰に来てほしいかです。
「若い人がほしい」だけでは、サイトの言葉がぼやけます。専門学校生なのか。高校生なのか。建築を学んだ学生なのか。未経験でも素直に育つ人なのか。将来、施工管理も職人仕事も幅広く覚えたい人なのか。
ここを決めると、見せる情報が変わります。
たとえば、専門学校生に向けるなら、仕事内容の専門性や資格取得、施工管理への成長イメージが大事になります。高校生に向けるなら、社会人としての最初の一歩、先輩の支え、生活面の安心感、会社見学の雰囲気が大事になります。
次に、社員の声を集めます。
聞くことは難しくしなくて大丈夫です。
- なぜこの会社に入ったのか
- 今どんな仕事をしているのか
- 大変だったことは何か
- 続けている理由は何か
- 後輩が入るなら、何を伝えたいか
採用サイトに載せるべき強みは、社長の頭の中だけでなく、社員が続けている理由の中にあります。
そのうえで、採用サイトには最低限、次の要素を入れたいところです。
- 最初に伝わる採用向けのキャッチコピー
- 仕事内容を学生目線で説明したページ
- 若手社員や中堅社員のインタビュー
- 入社後の育ち方、資格、任される仕事の流れ
- 会社の雰囲気が分かる写真や短い動画
- 説明会・会社見学への導線
- 学校の先生や保護者が見ても安心できる情報
コーポレートサイトを全面改修しなくても、採用LPを別で持つ方法もあります。
BtoBの専門工事会社では、取引先向けのサイトと学生向けの採用サイトを分けた方が伝わりやすいことがあります。
取引先には施工実績や体制が大事です。学生には人、成長、雰囲気、働く実感が大事です。見る人が違えば、必要な情報も変わります。
自社制作か外部制作かも、判断軸があります。
社内で更新できるなら、それは強みです。日々の写真やニュースを動かせます。ただし、採用向けの構成、言葉、写真の選び方は外から見た目線を入れた方が整いやすいです。
外部に任せる場合も、丸投げではなく、自社の言葉を一緒に掘り起こすことが大切です。きれいなサイトになっても、どの会社にも当てはまる文章では学生に届きません。
また、学校訪問や合同説明会では、紙の会社案内もまだ有効です。
特に高校や専門学校では、先生が学生に手渡せる資料があると動きやすくなります。紙の会社案内にQRコードを付け、採用LPや動画、社員インタビューへつなげる形が使いやすいです。
SNSも同じです。
SNSだけで採用しようとするより、採用サイトの補助として使う方が現実的です。現場の短い動画、若手社員の一日、資格取得の様子、説明会前の告知などを出しておくと、学生が会社の空気をつかみやすくなります。
採用サイト、紙の会社案内、SNS、説明会ブースは別々に考えるのではなく、同じメッセージでつなげることが大切です。
まとめ
合同企業説明会で学生がブースに来ないとき、最初に見直したいのは当日の話し方だけではありません。説明会前に見られている採用サイトです。
学生は限られた時間の中で、事前にホームページを見て訪問先を決めています。
だからこそ、採用サイトには仕事内容だけでなく、働く人、会社の雰囲気、入社後の成長、資格、若手への関わり方を載せたいところです。
社員インタビューを出すなら、同意と更新の仕組みも必要です。写真や動画も、ただ載せるのではなく「この会社で働く自分」を想像できる見せ方にしたいです。
そして、学校訪問や合同説明会では、紙の会社案内とQRコードで採用サイトにつなげる。SNSでは日常の空気を補う。
この流れができると、説明会当日の声かけも効きやすくなります。
会社の魅力は、来てもらってから伝えるものではなく、来る前から少しずつ伝えておくものに変わっています。
説明会前に選ばれる採用広報を整理したいときは
採用サイトを直すべきか、採用LPを別で作るべきか。社員インタビューをどう出すか。学校向けの紙資料やSNSをどう使い分けるか。
このあたりは、会社の採用ターゲットや学校との関係、今あるホームページの状態によって変わります。
ネクスゲートでは、中小・専門工事会社の採用課題を、現場・組織・育成・広報の流れまで含めて整理し、実行まで支援しています。
「うちの場合は、まず何から整えるべきか分からない」という段階でも大丈夫です。無理な営業はいたしませんので、状況整理の場として使っていただけます。
採用サイトや説明会前の採用広報を見直したい方は、お問い合わせはこちらからご相談ください。


































