国土交通省と気象庁は、令和8年6月25日14時00分時点で、台風第7号や梅雨前線の影響について発表しました。台風第7号は26日にかけて沖縄地方や奄美地方に接近し、27日にかけて九州・四国・近畿・東海・関東甲信地方に接近するおそれがあります。加えて、梅雨前線の影響により、台風が近づく前から大雨となるおそれがある点が重要です。

発表

国土交通省・気象庁「台風や梅雨前線の影響について」

発表日時

令和8年6月25日14時00分

主な影響

台風第7号、台風第8号から変わる見込みの熱帯低気圧、梅雨前線

警戒が呼びかけられている地域

沖縄・奄美、九州から関東甲信地方、東北地方など

主な警戒事項

土砂災害、暴風、低い土地の浸水、河川の増水・氾濫、高波

建設会社が特に見る点

現場中止判断、仮設足場・資材養生、通行止め、河川・低地現場の安全確認

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  • 6月25日内装工事会社長野県
  • 6月23日プラント工事会社神奈川県
  • 6月23日外構工事会社岐阜県
  • 6月19日空調設備工事会社兵庫県
  • 6月19日総合建築鳥取県
  • 6月19日配管工事会社東京都
  • 6月18日総合土木東京都
  • 6月18日空調設備工事会社兵庫県
  • 6月18日防水工事会社岡山県
  • 6月16日配管工事会社青森県
  • 6月16日総合建築神奈川県
  • 6月16日電気設備工事会社東京都
  • 6月15日総合土木千葉県
  • 6月15日内装工事会社島根県
  • 6月15日設備保全会社群馬県
  • 6月14日内装工事会社栃木県
  • 6月14日塗装工事会社神奈川県
  • 6月13日解体工事会社神奈川県
  • 6月11日総合建築和歌山県
  • 6月11日総合土木静岡県
  • 6月11日プラント工事会社京都府
  • 6月11日空調設備工事会社神奈川県
  • 6月11日空調設備工事会社茨城県
  • 6月11日総合土木長野県
  • 6月10日総合建築広島県
  • 6月10日総合土木奈良県
  • 6月10日総合建築東京都
  • 6月10日内装工事会社愛知県
  • 6月9日設備保全会社京都府
  • 6月9日総合土木北海道
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今回のポイントは「台風接近前から危ない」という点です

今回の発表で、建設会社として最も見落としたくないのは、台風本体が来る前から梅雨前線で大雨になるおそれがあるという点です。

国土交通省・気象庁は、西日本から東日本では、梅雨前線による大雨が27日頃にかけて続く見込みとしています。さらに、台風第8号は27日に日本の南で熱帯低気圧に変わり、暖かく湿った空気が梅雨前線に流れ込む見込みです。

特に東海地方や関東甲信地方では、長時間にわたり大雨となるおそれが示されています。建設現場では「台風が近づいたら考える」では遅くなる可能性があります。雨量、河川水位、土砂災害リスクは、風が強くなる前から上がっていくからです。

現場で最初に確認したいのは、足場・資材・低地・河川周辺です

発表資料では、暴風への備えとして、暴風が実際に吹き始めてからでは屋外での行動に命の危険が及ぶとされています。また、暴風による影響の例として、養生の不十分な仮設足場が崩落する可能性も示されています。

中小建設会社にとって、ここは非常に実務的です。

  • 仮設足場、仮囲い、シート、看板、仮設材の固定状況
  • 現場内の飛散しやすい資材・工具・廃材の片付け
  • 低い土地、アンダーパス付近、河川・水路沿いの現場の浸水リスク
  • 作業員や協力会社の移動経路
  • 雨風が強まる前に作業を止める判断基準

これらを、当日の朝礼で確認するだけでは足りない場合があります。風雨が強まる前、明るいうちに対応を終えるという考え方が、今回の発表でも繰り返し示されています。

「川や海の様子を見に行かない」は、現場管理にもそのまま当てはまります

資料では、台風接近に伴い、急激な水位・潮位の上昇に注意し、川や海の様子を見に行かないことが呼びかけられています。

建設現場では、責任感の強い人ほど「ちょっと見てくる」「水が出ていないか確認してくる」と動きがちです。しかし、今回のように梅雨前線と台風が重なる局面では、中小河川の水位が短時間で急激に上がる可能性があります。

発表資料でも、中小河川は大雨が降ると短時間で急激に水位が上昇しやすいこと、大河川は雨がやんだ後でも遅れて増水することが説明されています。

つまり、現場管理としては、確認に行く前提ではなく、確認に行かなくて済む体制を先に作ることが大切です。監視カメラ、河川水位情報、自治体情報、国土交通省の「川の防災情報」など、外に出ずに確認できる情報を使う考え方に切り替えたいところです。

移動と物流も止まる前提で見ておきたいです

今回の資料では、交通への影響として、鉄道や航空などの交通機関が乱れるおそれ、道路で通行止めを行う可能性が示されています。

建設業では、現場そのものが無事でも、人が来られない、材料が届かない、重機や車両が動けないという形で工程に影響が出ます。特に、山間部、河川沿い、海沿い、アンダーパスを通る現場では、普段の移動時間では読めなくなる可能性があります。

確認先として、発表資料では道路情報提供システムや高速道路会社、地方整備局、日本道路交通情報センターなどが示されています。自社としては、次のように整理しておくと実務に落とし込みやすくなります。

  • 現場ごとの主要通勤ルートと代替ルート
  • 通行止め時に出勤を止める判断者
  • 協力会社への連絡順序
  • 材料搬入を延期する場合の連絡先
  • 翌日以降の工程組み替えの優先順位

天候対応は、現場監督だけで抱えると重くなります。会社として「どこまで来たら止めるか」「誰が連絡するか」を先に決めておくことで、現場の判断がかなり楽になります。

経営者が見るべきなのは、天気予報だけでなく「止める基準」です

今回のような発表は、単なる気象情報として読むだけではもったいないです。中小建設業にとっては、自社の安全判断の仕組みを点検する機会になります。

たとえば、次の問いはそのまま社内確認に使えます。

  • 警報級の大雨・暴風の可能性が出たとき、誰が作業中止を決めるのか
  • 前日の何時までに協力会社へ連絡するのか
  • 足場・シート・仮設材の点検は誰が、いつまでに行うのか
  • 河川沿い、低地、土砂災害リスクのある現場を一覧化できているか
  • 雨がやんだ後も、すぐに現場再開しない判断ができるか

自然災害への対応は、経験と勘だけに頼ると属人化します。もちろん、現場の経験は大切です。ただ、会社としては、経験者がいない日でも同じ判断ができる仕組みにしておくことが、これからますます重要になります。

まず確認しておきたい情報源

今回の発表資料では、最新情報の確認先として、気象庁の防災気象情報、ハザードマップ、川の防災情報、道路情報などが示されています。

建設会社としては、少なくとも次の情報を現場ごとに確認しておきたいところです。

  • 気象庁の警報・注意報、キキクルなどの防災気象情報
  • ハザードマップポータルサイトでの浸水・土砂災害リスク
  • 国土交通省「川の防災情報」による河川水位・カメラ画像・ダム放流状況
  • 道路情報提供システムや高速道路会社の通行止め情報
  • 自治体の避難情報

大切なのは、情報源を知っていることではなく、現場ごとに誰が見るかまで決めておくことです。情報があっても、見る人が決まっていなければ、現場判断にはつながりません。

こういう時ほど、会社の安全判断を言語化しておきたいです

台風や大雨のたびに、現場では「今日は行けるのか」「どこまで片付けるか」「協力会社にどう伝えるか」という判断が発生します。毎回ゼロから考えると、現場にも管理部門にも負担がかかります。

ネクスゲートでは、中小・専門工事会社の経営課題を、現場・採用・組織・原価・デジタル活用まで横断して整理し、実行まで支援しています。今回のような災害対応も、単なる安全管理だけでなく、工程、協力会社連携、原価、社内ルールづくりとつながっています。

「うちの場合、どの現場から整理すべきか」「中止判断の基準をどう作ればよいか」「安全管理を属人化させたくない」といった段階でも大丈夫です。無理な営業はいたしませんので、状況整理の壁打ち先として使ってください。

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