国土交通省は、東・西日本を中心とした少雨傾向を受け、関東地方整備局および四国地方整備局に渇水対策本部が設置されたことを踏まえ、水管理・国土保全局内に「渇水情報連絡室」を設置しました。あわせて、国土交通省HP「渇水情報総合ポータル」で、全国の渇水状況を取りまとめて情報提供するとしています。

発表日

令和8年8月6日

発表機関

国土交通省 水管理・国土保全局

設置された体制

渇水情報連絡室

背景

東・西日本を中心とした少雨傾向、関東地方整備局・四国地方整備局での渇水対策本部設置

情報提供

国土交通省HP「渇水情報総合ポータル」で全国の渇水状況を取りまとめ

呼びかけ

少雨傾向にある地域での節水協力

今回の発表は、建設業に直接の規制や義務を課す内容ではありません。ですが、建設現場は意外なほど水に支えられています。散水、清掃、コンクリートの養生、仮設トイレ、熱中症対策、車両や工具の洗浄。普段は当たり前に使っている水が、工程や安全衛生の前提になっています。

現時点では、建設業向けの具体的な取水制限や工事停止などが示された発表ではありません。 ただし、関東・四国を中心に、今後の地域ごとの要請や制限には注意が必要です。

1週間で 15件の相談 がありました

  • 8月24日総合建築京都府高卒採用の相談
  • 8月24日電気設備工事会社岐阜県人材育成の相談
  • 8月24日塗装工事会社福岡県人材確保の相談
  • 8月24日空調設備工事会社兵庫県利益率向上の相談
  • 8月23日外構工事会社栃木県人材育成の相談
  • 8月22日解体工事会社山形県原価管理の相談
  • 8月22日防水工事会社沖縄県人材育成の相談
  • 8月22日総合土木神奈川県利益率向上の相談
  • 8月21日リフォーム会社熊本県利益率向上の相談
  • 8月21日プラント工事会社群馬県人材育成の相談
  • 8月21日空調設備工事会社神奈川県案件獲得の相談
  • 8月21日工務店山口県高卒採用の相談
  • 8月19日塗装工事会社兵庫県人材確保の相談
  • 8月19日プラント工事会社千葉県協力会社探しの相談
  • 8月19日解体工事会社福岡県業務効率化システムの相談
  • 8月18日総合土木愛知県業務効率化システムの相談
  • 8月18日電気設備工事会社京都府原価管理の相談
  • 8月18日工務店東京都業務効率化システムの相談
  • 8月17日塗装工事会社岐阜県利益率向上の相談
  • 8月17日電気設備工事会社神奈川県人材育成の相談
  • 8月17日外構工事会社埼玉県業務効率化システムの相談
  • 8月17日総合建築大阪府案件獲得の相談
  • 8月16日内装工事会社京都府案件獲得の相談
  • 8月15日リフォーム会社熊本県高卒採用の相談
  • 8月15日工務店宮城県案件獲得の相談
  • 8月15日リフォーム会社群馬県協力会社探しの相談
  • 8月14日電気設備工事会社愛媛県業務効率化システムの相談
  • 8月13日防水工事会社三重県協力会社探しの相談
  • 8月12日総合土木広島県人材育成の相談
  • 8月12日プラント工事会社大阪府協力会社探しの相談
建設業界のプロ人材による360度経営支援 資料ダウンロード

中小建設業がまず見るべきポイント

今回のポイントは、国交省が「全国の渇水状況を取りまとめて情報提供する」としたことです。

確認先として示されているのは、国土交通省HPの「渇水情報総合ポータル」です。

関東・四国に現場がある会社は、まずこのポータルと、自治体・水道事業者・発注者からの情報を合わせて確認することが大切です。

特に見ておきたいのは、次のような情報です。

  • 現場所在地の地域で、節水要請が出ているか
  • 水道利用、工業用水、河川水などに関する制限や注意喚起があるか
  • 発注者から、散水・洗浄・養生などに関する指示が出ていないか
  • 協力会社や資材業者の稼働に影響が出ていないか

国交省の発表だけでなく、実際の現場運営では、市町村、水道局、発注者、元請・協力会社からの個別連絡が実務上の判断材料になります。

建設現場で水が止まると、どこに影響が出るか

水の問題は、単なる「節約」の話に見えます。けれど、現場では工程と品質、安全衛生に直結します。

たとえば、夏場の現場では散水による粉じん対策があります。コンクリート工事では養生の考え方にも関わります。現場事務所や仮設トイレ、手洗い、熱中症対策の飲料水確保もあります。

水の使用量が制限されると、現場の段取りそのものを組み替える必要が出る可能性があります。

現時点で、今回の発表から具体的な制限内容までは確認できません。だからこそ、急に慌てる必要はありません。一方で、現場代理人任せにせず、会社として「水を多く使う作業」を洗い出しておく価値はあります。

具体的には、次の確認が現実的です。

  • 散水が必要な作業が近々あるか
  • 洗浄作業や清掃で水使用が多い工程があるか
  • 生コン・左官・外構など、水使用に影響を受けやすい工種があるか
  • 仮設設備の給水方法に代替手段があるか
  • 発注者への相談が必要な工程変更があり得るか

「水が使えなくなったら困る作業」を先に見える化しておく。 これだけでも、現場の判断はかなり早くなります。

公共工事では、発注者との情報共有が重要になる

今回の発表は国土交通省によるものです。関東地方整備局と四国地方整備局では、すでに渇水対策本部が設置されています。

公共工事に関わる会社にとっては、ここが重要です。

工事そのものへの直接的な影響が出るかどうかは、地域の状況や発注者の指示によって変わります。

そのため、公共工事を受注している会社は、現場単位で次の点を確認しておきたいところです。

  • 発注者から節水や施工方法に関する通知が出ていないか
  • 現場条件の変更に該当し得る事象がないか
  • 工程遅延が見込まれる場合、いつ・誰に・どう相談するか
  • 協力会社への指示が口頭だけになっていないか

渇水のような自然条件の変化は、現場だけで抱えると判断が遅れます。「まだ制限はないが、影響が出そうな工程はある」という段階で、社内と発注者に情報を上げることが大切です。

経営者が考えておきたいのは「水も現場資源」という視点

資材価格、人手不足、熱中症対策、燃料費。ここ数年、建設業はさまざまな制約条件の中で現場を回してきました。今回の渇水情報も、その延長線上にあります。

水は、普段は原価管理の中心に置かれにくい資源です。けれど、使えなくなると一気に存在感が増します。

これからの現場管理では、水・電気・燃料・人員をまとめて「現場を動かすための資源」として見る必要があります。

大げさな仕組みは不要です。まずは、次のような簡単な確認で十分です。

  • 水を多く使う工種・現場を一覧化する
  • 渇水情報を確認する担当を決める
  • 発注者・元請・協力会社との連絡ルートを確認する
  • 影響が出た場合の工程変更ルールを決めておく
  • 現場の節水策を、品質や安全を損なわない範囲で整理する

節水は、我慢比べではありません。品質と安全を守りながら、限られた資源をどう使うかという現場運営の話です。

自社の現場にどう影響するかを整理する

今回の発表だけで、すぐに全社的な対応を決める必要はありません。ですが、関東・四国を中心に、少雨傾向にある地域で現場を持つ会社は、早めに状況を見ておくと安心です。

「うちの現場では、どの工程が水に依存しているのか」 「発注者に相談すべきラインはどこか」 「協力会社への共有は、誰がどのタイミングで行うのか」

こうした整理は、渇水に限らず、熱中症対策や災害時の事業継続にもつながります。

ネクスゲートでは、中小・専門工事会社の経営課題を、現場、採用、組織、原価、デジタル活用まで横断して整理し、実行まで支援しています。今回のような外部環境の変化についても、「自社の場合は何から確認すべきか」という段階から一緒に整理できます。

無理な営業はいたしません。まずは、現場と経営の整理先として、必要な範囲でお声がけください。

お問い合わせはこちら