国土交通省は、令和8年9月1日から10日までを「屋外広告物適正化旬間」として、全国で屋外広告物の是正指導、除却、安全点検パトロールなどを行うと発表しました。

屋外広告物法が目指すのは、良好な景観の形成、風致の維持、そして公衆への危害防止です。中小建設業にとっても、これは少し遠い話ではありません。会社の看板。資材置場の案内表示。営業所前の掲出物。現場周辺で使う表示物。看板・外構・店舗工事に関わる会社であれば、なおさら身近です。

発表内容

令和8年度「屋外広告物適正化旬間」の実施

実施期間

令和8年9月1日(火)~9月10日(木)

主な取組

屋外広告物の是正指導、除却、安全点検パトロール、条例に関する普及啓発

全国の取組数

139件(一部期間外を含む)

昨年度の是正指導件数

約3,050件

昨年度に除却したはり紙等

約7,500枚

昨年度の安全点検パトロール等参加ボランティア数

約2,600人(延べ人数)

1週間で 15件の相談 がありました

  • 8月24日総合建築京都府高卒採用の相談
  • 8月24日電気設備工事会社岐阜県人材育成の相談
  • 8月24日塗装工事会社福岡県人材確保の相談
  • 8月24日空調設備工事会社兵庫県利益率向上の相談
  • 8月23日外構工事会社栃木県人材育成の相談
  • 8月22日解体工事会社山形県原価管理の相談
  • 8月22日防水工事会社沖縄県人材育成の相談
  • 8月22日総合土木神奈川県利益率向上の相談
  • 8月21日リフォーム会社熊本県利益率向上の相談
  • 8月21日プラント工事会社群馬県人材育成の相談
  • 8月21日空調設備工事会社神奈川県案件獲得の相談
  • 8月21日工務店山口県高卒採用の相談
  • 8月19日塗装工事会社兵庫県人材確保の相談
  • 8月19日プラント工事会社千葉県協力会社探しの相談
  • 8月19日解体工事会社福岡県業務効率化システムの相談
  • 8月18日総合土木愛知県業務効率化システムの相談
  • 8月18日電気設備工事会社京都府原価管理の相談
  • 8月18日工務店東京都業務効率化システムの相談
  • 8月17日塗装工事会社岐阜県利益率向上の相談
  • 8月17日電気設備工事会社神奈川県人材育成の相談
  • 8月17日外構工事会社埼玉県業務効率化システムの相談
  • 8月17日総合建築大阪府案件獲得の相談
  • 8月16日内装工事会社京都府案件獲得の相談
  • 8月15日リフォーム会社熊本県高卒採用の相談
  • 8月15日工務店宮城県案件獲得の相談
  • 8月15日リフォーム会社群馬県協力会社探しの相談
  • 8月14日電気設備工事会社愛媛県業務効率化システムの相談
  • 8月13日防水工事会社三重県協力会社探しの相談
  • 8月12日総合土木広島県人材育成の相談
  • 8月12日プラント工事会社大阪府協力会社探しの相談
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建設会社にとってのポイントは「看板は営業物である前に、工作物でもある」という見方です

屋外広告物というと、商店街の看板や駅前の広告を思い浮かべるかもしれません。

ただ、建設会社にも関係します。

たとえば、営業所の壁面看板。道路沿いの自立看板。資材置場の案内板。駐車場の表示。仮設的に掲出している案内サイン。こうしたものは、地域や内容によって、自治体の屋外広告物条例の確認が必要になる場合があります。

今回の発表では、全国各地で「是正指導」「除却」「安全点検パトロール」が行われるとされています。

ここで見ておきたいのは、違反広告物だけではありません。

古くなった看板が落下しないか。支柱や取付金物に腐食がないか。許可や更新が切れていないか。

このあたりです。

「うちは広告業じゃないから関係ない」と思っている会社ほど、会社前の看板や資材置場の表示が長年そのまま、ということがあります。台風や強風のあとに、ぐらつきや錆びが見つかることもあります。

今年は、自治体ごとのパトロールや指導がかなり具体的に予定されています

今回の別紙では、全国で139件の取組が掲載されています。

内容は自治体ごとに違います。

たとえば、違反広告物の簡易除却。未申請広告物への申請促進。許可期限切れの屋外広告物への指導。安全点検の啓発。老朽広告物の巡回パトロール。屋外広告物関連業者への周知文書の送付。こうした取組が並んでいます。

つまり、今年の旬間は単なるポスター掲示ではありません。

地域によっては、実際に現地を歩く、車両で巡回する、所有者へ通知する、関係業界へ文書を送る、という動きがあります。

建設会社としては、自社所在地の自治体がどのような取組を行うかを見ておくとよいです。

特に、道路沿いに看板を出している会社。複数拠点がある会社。資材置場や倉庫に案内表示を出している会社。店舗・看板・外装工事を請ける会社。

このあたりは、念のため確認しておきたいところです。

確認したいのは「許可」「更新」「安全点検」「所有者」の4つです

自社でまず見るなら、難しい法律論から入る必要はありません。

現場で確認しやすい順番があります。

1つ目は、許可が必要な広告物かどうか。 屋外広告物のルールは、自治体の条例で定められていることが多く、地域によって扱いが異なります。まずは市区町村や都道府県の担当ページを確認するのが安全です。

2つ目は、許可期限や更新の有無です。 今回の一覧にも、許可期限切れの屋外広告物への指導や、未申請屋外広告物の申請促進通知が含まれています。昔からある看板ほど、書類が社内に残っていないことがあります。

3つ目は、安全点検です。 支柱、ボルト、溶接部、壁面固定部、照明器具、パネルの浮き、腐食、傾き。こうした点は、事故防止の観点で重要です。高所や電気設備を伴うものは、無理に社内だけで判断しない方がよい場合もあります。

4つ目は、誰が管理している広告物かです。 自社所有なのか。テナントとして使っているだけなのか。地主や管理会社が関係するのか。協力会社が設置したものなのか。事故や指導があったときに、誰が動くのかが曖昧だと対応が遅れます。

看板施工や外構に関わる会社は「受注時の説明力」も差になります

看板工事、店舗外装、外構、電気、足場、高所作業に関わる会社にとっては、今回の動きは営業面でも意味があります。

お客様は、看板を「目立つか」「きれいか」「安いか」で見がちです。

でも、実際には、条例、許可、更新、安全点検、落下防止、老朽化対応まで含めて考える必要があります。

ここを最初に説明できる会社は、信頼されます。

「この地域では、自治体の屋外広告物条例を確認した方がよさそうです」 「既存看板を使う場合も、取付部と支柱は見ておきましょう」 「台風前後の点検ルールを決めておくと安心です」

こうした一言が言えるだけで、単なる施工業者ではなく、事故を防ぐパートナーとして見られます。

価格競争に巻き込まれやすい工事ほど、こうした説明力が効いてきます。

中小建設業がこのニュースから取るべき行動

大きな制度改正ではありません。

しかし、こういう旬間は、社内の小さな点検を進めるよいタイミングです。

まずは、自社の屋外掲出物を写真で一覧化するだけでも十分です。

営業所。倉庫。資材置場。駐車場。道路沿いの案内板。壁面看板。照明付き看板。古いポール看板。

そのうえで、「許可関係が分かるもの」「分からないもの」「老朽化が気になるもの」に分けます。

分からないものは、自治体の担当窓口や設置業者に確認します。

特に、長年そのままの看板は要注意です。古い看板は、設置した当時の担当者が退職していて、図面や申請書類の所在が分からないこともあります。

それでも、今のうちに棚卸ししておけば、行政から指導があったときにも落ち着いて対応できます。

屋外広告物の管理は、景観対応であると同時に、安全管理でもあります。

建設業としては、ここを丁寧に扱いたいところです。

自社の看板・掲出物をどう整理するか迷ったときは

今回のようなニュースは、すぐに大きな投資を求めるものではありません。

ただ、会社の看板や掲出物は、意外と社内の管理台帳から漏れやすいものです。安全、総務、営業、現場、それぞれが少しずつ関わっていて、誰が全体を見るのかが曖昧になりがちです。

「うちの場合、どこまで確認すればよいのか」 「資材置場や営業所の表示も整理した方がよいのか」 「安全点検や台帳管理を、現場の負担を増やさず進めたい」

そう感じたときは、一度、社内の管理体制として整理してみるのもよいと思います。

ネクスゲートでは、中小・専門工事会社の経営課題を、現場・採用・組織・原価・デジタル活用まで横断して整理し、実行まで支援しています。建設企業がものづくりに集中できるよう、こうした安全管理や社内ルールづくりの壁打ちも行っています。

何から整理すべきか分からない段階でも大丈夫です。無理な営業はいたしませんので、必要な範囲で状況を一緒に確認できます。

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