国土交通省は、建設系スタートアップが持つ製品・サービスを掲載する「建設系スタートアップ技術カタログ」について、新たに掲載する技術の追加募集を始めました。令和8年3月27日に公表されたカタログの掲載内容をさらに充実させ、建設分野での技術活用を広げる狙いです。

発表内容

「建設系スタートアップ技術カタログ」掲載技術の追加募集

募集主体

国土交通省

募集期間

令和8年8月5日(水)~令和8年8月31日(月)17時まで

対象となる内容

建設系スタートアップが有する技術(製品・サービス)

詳細案内

https://www.mlit.go.jp/tec/tec_fr_000192.html

問合せ先

一般財団法人国土技術研究センター、国土交通省大臣官房技術調査課

1週間で 18件の相談 がありました

  • 8月5日設備保全会社滋賀県人材確保の相談
  • 8月5日プラント工事会社東京都協力会社探しの相談
  • 8月4日プラント工事会社埼玉県利益率向上の相談
  • 8月4日防水工事会社京都府原価管理の相談
  • 8月4日造園会社群馬県原価管理の相談
  • 8月3日総合土木愛知県案件獲得の相談
  • 8月2日解体工事会社神奈川県利益率向上の相談
  • 8月2日内装工事会社大阪府案件獲得の相談
  • 8月2日空調設備工事会社秋田県協力会社探しの相談
  • 8月2日総合建築群馬県案件獲得の相談
  • 8月1日空調設備工事会社福岡県人材確保の相談
  • 8月1日工務店京都府業務効率化システムの相談
  • 8月1日塗装工事会社埼玉県業務効率化システムの相談
  • 8月1日総合土木静岡県人材確保の相談
  • 7月31日内装工事会社兵庫県業務効率化システムの相談
  • 7月31日電気設備工事会社静岡県原価管理の相談
  • 7月31日防水工事会社福島県協力会社探しの相談
  • 7月30日造園会社島根県案件獲得の相談
  • 7月29日解体工事会社山口県人材育成の相談
  • 7月29日電気設備工事会社大阪府案件獲得の相談
  • 7月29日空調設備工事会社北海道人材育成の相談
  • 7月28日総合建築北海道高卒採用の相談
  • 7月28日工務店神奈川県業務効率化システムの相談
  • 7月27日総合土木千葉県利益率向上の相談
  • 7月26日塗装工事会社神奈川県案件獲得の相談
  • 7月26日工務店兵庫県案件獲得の相談
  • 7月25日解体工事会社東京都業務効率化システムの相談
  • 7月25日総合建築茨城県高卒採用の相談
  • 7月25日内装工事会社東京都利益率向上の相談
  • 7月24日造園会社岐阜県案件獲得の相談
建設業界のプロ人材による360度経営支援 資料ダウンロード

これは「スタートアップ向けの募集」だけではありません

今回の発表は、直接的には建設系スタートアップの技術をカタログに追加掲載するための募集です。

ただし、中小建設業にとっても見過ごせない意味があります。国土交通省が建設分野のスタートアップ技術を整理し、情報発信しているということは、建設現場の省力化、業務効率化、DXに使える製品・サービスを探しやすくする流れが進んでいるということです。

人手不足、原価上昇、書類対応、安全管理、技能承継。中小建設業が抱える課題は、現場努力だけでは解きにくくなっています。だからこそ、外部の技術をどう見つけ、どう試し、どう自社の仕事に合わせるかが経営課題になっています。

自社技術を持つ会社は「掲載できるか」を確認したい

自社で建設現場向けの製品・サービスを持っている会社、あるいは建設業から派生して業務改善ツールや管理サービスを展開している会社は、今回の追加募集を確認する価値があります。

発表では、募集期間が令和8年8月31日(月)17時までとされています。応募資料の作成・提出に関する問合せ先も示されています。

掲載要件や必要資料の詳細は、国土交通省が案内している追加募集ページで確認する必要がありますが、少なくとも、自社の技術を公共性のあるカタログ上で発信できる可能性がある点は重要です。

特に、建設業の周辺で新しいサービスを育てている会社にとっては、単なる広報ではなく、信用形成や導入先開拓の入口になり得ます。

技術を「使う側」の建設会社は、カタログを探索リストとして見る

一方で、多くの中小建設企業は、技術を掲載する側ではなく、使う側です。その場合も、このカタログは参考になります。

見るべきポイントは、製品・サービスそのものの新しさだけではありません。むしろ、自社のどの業務課題に当てはまるかを軸に見ることが大切です。

たとえば、次のような観点です。

  • 現場管理の手間を減らせるか
  • 写真・書類・報告業務の負担を軽くできるか
  • 安全管理や教育の仕組みに使えるか
  • 見積、原価、進捗の見える化につながるか
  • 少人数でも回る体制づくりに役立つか

新技術は、導入すること自体が目的ではありません。中小建設業にとって大事なのは、限られた人員で、粗利を守りながら、現場品質を落とさないために使えるかです。

経営者が持つべき見方は「流行」ではなく「選別」です

建設DXやスタートアップ技術という言葉は、少し遠く感じることがあります。しかし、今後はこうした技術情報が増え、現場改善の選択肢も増えていきます。

そのときに必要なのは、すべてを追いかけることではありません。自社の経営課題を先に整理し、必要な技術だけを選ぶことです。

導入判断では、次の順番が現実的です。

  1. いま最も時間を取られている業務を洗い出す
  2. 属人化している管理業務を確認する
  3. 利益を圧迫している見えにくい手間を整理する
  4. その課題に合う技術があるかを探す
  5. 小さく試して、現場に合うかを見る

国のカタログは、その「探す」段階の材料になります。技術を探す前に、自社の困りごとを言語化しておくことが、導入失敗を減らす近道です。

自社に合う技術活用を整理するために

今回の発表は、建設業に新しい技術を届ける流れがさらに強まっていることを示しています。中小建設企業にとっては、無理に最先端を追う必要はありません。ただ、採用難や原価上昇が続く中で、業務のやり方を見直す選択肢は持っておきたいところです。

ネクスゲートでは、建設企業の持続的成長を支援する立場から、現場・採用・組織・原価管理・デジタル活用を横断して、経営課題の整理と実行支援を行っています。

「うちの場合、どの業務から見直すべきか」「DXと言われても何から整理すればよいかわからない」という段階でも大丈夫です。無理な営業はいたしませんので、技術導入や業務整理の考え方を確認したい場合は、次の整理先としてご活用ください。

お問い合わせはこちら