住宅リフォームの現場で細かな部材が余り、倉庫保管や廃棄が続いている状態
群馬県を中心に住宅リフォームを手がける、地域密着型の建設会社があります。現場では、発注単位と実際の使用量が合わず、細かな部材が余ることがあります。
大型のシステムキッチンや洗面化粧台が残るケースは少ないものの、まだ使える資材が倉庫に眠ったり、現場で処分されたりすることはあるそうです。
「倉庫に眠っている資材や、現場で捨ててしまうものはありますね」
この状況は、住宅リフォームや専門工事を行う会社では珍しくありません。工事ごとに必要数量が変わるうえ、不足を避けるために少し多めに発注することもあります。別の現場で使えると思って保管しても、規格や色、仕様が合わず、そのまま残ることもあります。
余剰建材は、単なる不要品ではありません。状態と需要が合えば、現金化できる可能性のある在庫です。
1週間で 21件の相談 がありました
- 9月10日内装工事会社兵庫県人材確保の相談
- 9月10日外構工事会社神奈川県協力会社探しの相談
- 9月10日総合建築宮崎県利益率向上の相談
- 9月9日総合土木兵庫県人材育成の相談
- 9月9日内装工事会社秋田県人材確保の相談
- 9月8日内装工事会社茨城県業務効率化システムの相談
- 9月8日工務店秋田県人材確保の相談
- 9月8日工務店広島県人材確保の相談
- 9月8日内装工事会社和歌山県高卒採用の相談
- 9月7日塗装工事会社三重県利益率向上の相談
- 9月7日総合建築長崎県案件獲得の相談
- 9月7日防水工事会社三重県業務効率化システムの相談
- 9月6日内装工事会社東京都協力会社探しの相談
- 9月5日設備保全会社東京都高卒採用の相談
- 9月5日総合土木北海道原価管理の相談
- 9月5日内装工事会社千葉県案件獲得の相談
- 9月5日設備保全会社茨城県協力会社探しの相談
- 9月4日塗装工事会社神奈川県人材確保の相談
- 9月4日電気設備工事会社山梨県原価管理の相談
- 9月4日設備保全会社栃木県利益率向上の相談
- 9月4日電気設備工事会社岐阜県利益率向上の相談
- 9月3日外構工事会社群馬県案件獲得の相談
- 9月3日総合土木広島県協力会社探しの相談
- 9月3日外構工事会社新潟県人材確保の相談
- 9月3日電気設備工事会社福島県協力会社探しの相談
- 9月2日内装工事会社愛知県利益率向上の相談
- 9月2日プラント工事会社群馬県人材確保の相談
- 8月31日内装工事会社茨城県利益率向上の相談
- 8月31日総合建築大分県業務効率化システムの相談
- 8月31日空調設備工事会社埼玉県高卒採用の相談
「いつか使う」と残した細かな部材ほど、売却判断が後回しになる問題
余剰建材の整理が進まない理由は、売却先がないことだけではありません。何が、どれだけ、どの状態で残っているのかを把握できていないことが大きな壁になります。
現場から倉庫へ戻された資材を空いている場所に置くだけでは、在庫として管理できません。担当者の記憶から抜けると、同じ資材を新たに発注する可能性もあります。
一方で、すべてを売ろうとすると、撮影や出品、問い合わせ対応、梱包、配送に時間を取られます。少量かつ単価の低い部材では、売上より手間のほうが大きくなることもあります。
そのため、必要なのは一律の処分や出品ではなく、次の仕分けです。
- 近い時期に自社で使う資材
- 業者間で再販できる資材
- まとめ売りや直接引き取りに向く資材
- 劣化や破損があり、安全に再利用しにくい資材
「使えるか」だけでなく、「自社で使う予定があるか」「売却の手間に見合うか」まで見て、保管・再販・処分を分けることが重要です。
資材価格が上がる一方で、余剰在庫の価値を見直す機会が少ない実情
建設会社では、工期と現場を止めないことが優先されます。必要な資材を不足なく手配するのは当然です。その結果として出た端材や未使用品の整理は、どうしても後回しになります。
年末の倉庫整理などでまとめて確認し、初めて在庫量に気づく会社もあります。しかし、その場で処分するか、再び棚へ戻すだけでは、翌年も同じ状態が続きます。
資材価格が上がっている状況では、買う側にも「新品を通常ルートで仕入れるより、条件の合う余剰材を探したい」という需要があります。急に必要になった部材を、近隣の事業者から直接引き取りたいケースもあります。
ただし、一般向けのフリーマーケットでは、規格や施工用途に対する理解が売り手と買い手で異なる場合があります。建設業許可や事業者情報、インボイス対応の有無を確認したい会社にとっては、取引相手の見極めも必要です。
余剰在庫が動かないのは、価値がないからではなく、棚卸しと業者間の売却ルートがつながっていないためです。
状態・需要・受け渡し方法の順に判断し、売れる資材だけを出品する進め方
最初から倉庫全体を片づけようとすると、通常業務への負担が大きくなります。まずは一区画、または一つの資材カテゴリーに絞って棚卸しすると進めやすくなります。
1.写真と最低限の情報で在庫を見える化する
資材ごとに、次の情報を記録します。
- 品名とカテゴリー
- メーカー、型番、規格、寸法
- 数量
- 未開封、開封済み、使用済みなどの状態
- 傷、汚れ、欠け、保管期間
- 保管場所
- 自社で使う予定の有無
専用のシステムから始める必要はありません。スマートフォンで全体、規格表示、傷や汚れを撮影し、表計算シートなどにまとめるだけでも十分です。
棚卸しでは、資産価値を厳密に計算するより、第三者が購入判断できる情報をそろえることを優先します。
2.再販に向くかを五つの軸で判断する
出品候補は、状態、数量、需要、保管負担、受け渡し負担で判断します。
状態が良く、型番や規格が確認でき、一定の需要が見込める資材は再販向きです。反対に、単価が低く、梱包や配送に手間がかかるものは、単品出品より同一カテゴリーでのまとめ売りや直接引き取りが向いています。
判断するときは、販売価格だけを見ないことも大切です。販売手数料、梱包費、送料、出品や問い合わせにかかる時間を差し引き、手元に残る金額を確認します。長期間場所を占有している資材なら、保管スペースが空く効果も含めて考えます。
売却価格の高さではなく、「手取り額」「作業時間」「倉庫が空く効果」のバランスで出品対象を決めます。
3.建材の用途を理解する買い手へ情報を開示する
出品時は、きれいに見せることより、状態を正確に伝えることが優先です。開封済みや中古でも、購入者が状態を理解して合意できれば取引できる場合があります。
写真には、全体像だけでなく、ラベル、型番、数量、傷や汚れが分かる箇所も入れます。説明文には「開封済み」「現場保管品」「状態を確認のうえ購入をお願いします」など、使用状況を明記します。
売却先は、利用者数だけで選ばず、次の点を確認すると安心です。
- 建設会社や設備業者、一人親方など事業者が利用しているか
- 本人確認や事業者情報の登録があるか
- 建設業許可番号などを確認できるか
- インボイス発行に対応できるか
- チャット上で規格や受け渡し条件を確認できるか
- 決済をサービス上で安全に完了できるか
建材は用途と規格の理解が欠かせないため、価格だけでなく、業者間取引に必要な確認機能で売却先を選びます。
4.直接引き取りと配送を使い分ける
木材や鋼材、内装材など、長尺・重量物は送料が高くなりやすいため、近隣事業者による直接引き取りが現実的です。出品時に地域を設定し、車両への積み込み条件や受け渡し場所をチャットで確認します。
小さく梱包できる部材や工具は、配送のほうが買い手を見つけやすい場合があります。破損しやすいものは梱包方法を確認し、送料をどちらが負担するかも売買前に決めておきます。
受け渡しでは、本人確認が済んだ相手かを確認し、支払いは履歴が残る決済方法を選びます。直接引き取りでも、現金の手渡しではなく、プラットフォーム上で決済を完了させる方法があります。
重量物は近隣への直接引き取り、小型資材は配送を基本とし、送料と積み込み負担で使い分けます。
まとめ
現場や倉庫に残った建材を現金化するには、まず在庫として見える状態にする必要があります。そのうえで、自社利用、再販、まとめ売り、処分に仕分けます。
再販する資材は、状態や数量だけでなく、需要、保管負担、配送負担まで含めて判断します。出品時には写真、規格、使用状況を明示し、建設事業者同士で確認できる売却先を選ぶことが大切です。
余剰建材の整理は、倉庫を片づけるだけの作業ではありません。捨てていた資材を現金に変え、重複発注を減らし、保管スペースを取り戻す取り組みです。
一度にすべて進める必要はありません。年末の倉庫整理や工事完了のタイミングに合わせ、一区画から棚卸しを始めると無理なく続けられます。
余剰在庫をどう整理するか、自社に合う進め方を考えたい方へ
「どこまでを在庫として残すべきか」「売却の手間に見合う資材が分からない」といった段階でも、整理できることがあります。
ネクスゲートでは、中小・専門工事会社の経営課題を、現場、原価、組織、デジタル活用まで横断して整理し、実行を支援しています。余剰在庫の棚卸しや管理方法も、現場の負担を踏まえて一緒に考えます。
無理にサービスを勧めることはありません。まずは、自社の場合に何から整理すべきかを確認する場としてご活用ください。





























