前提

埼玉県東部の専門工事会社で、仮設資材を頻繁には買わないからこそ仕入れ先の変化に気づきにくい状態

埼玉県東部で改修・解体まわりの工事を手がける、15名規模の専門工事会社の話です。足場工事そのものは協力会社に任せることも多い一方で、現場によっては単管、クランプ、防炎シート、養生材などの仮設資材を自社で持っておく必要があります。

ただ、仮設資材は毎週のように大量購入するものではありません。以前まとめて買った単管を使い続け、足りないものが出たときだけ資材屋に連絡する。多くの会社で、かなり自然な運用です。

実際に、「単管は一回まとめて買って、それをずっと使っている」「今ちょっと欲しいのは、防炎シートが数枚くらい」という温度感でした。

こういう買い方だと、仕入れ先との関係は日常的には問題になりません。ところが、必要になったタイミングで急に連絡が取れない。そこで初めて、仮設資材の調達が“いつもの資材屋さん頼み”になっていたことに気づきます。

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  • 6月23日プラント工事会社神奈川県
  • 6月23日外構工事会社岐阜県
  • 6月19日空調設備工事会社兵庫県
  • 6月19日総合建築鳥取県
  • 6月19日配管工事会社東京都
  • 6月18日総合土木東京都
  • 6月18日空調設備工事会社兵庫県
  • 6月18日防水工事会社岡山県
  • 6月16日配管工事会社青森県
  • 6月16日総合建築神奈川県
  • 6月16日電気設備工事会社東京都
  • 6月15日総合土木千葉県
  • 6月15日内装工事会社島根県
  • 6月15日設備保全会社群馬県
  • 6月14日内装工事会社栃木県
  • 6月14日塗装工事会社神奈川県
  • 6月13日解体工事会社神奈川県
  • 6月11日総合建築和歌山県
  • 6月11日総合土木静岡県
  • 6月11日プラント工事会社京都府
  • 6月11日空調設備工事会社神奈川県
  • 6月11日空調設備工事会社茨城県
  • 6月11日総合土木長野県
  • 6月10日総合建築広島県
  • 6月10日総合土木奈良県
  • 6月10日総合建築東京都
  • 6月10日内装工事会社愛知県
  • 6月9日設備保全会社京都府
  • 6月9日総合土木北海道
  • 6月9日設備保全会社山口県
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課題

資材屋1社に寄っていると、単管1本・防炎シート数枚でも調達判断が止まる

一番の課題は、仕入れ先がなくなること自体ではありません。代わりにどこへ頼めばよいか、何を基準に選べばよいかが整理されていないことです。

仮設資材は、商品名だけで発注できそうに見えて、実際には確認点が多い品目です。

たとえば単管なら、長さ、厚み、ピン付きかどうか。クランプなら、固定・自在、軽量・重量、使う場所に合う強度。防炎シートなら、サイズ、色、認定要件、現場指定の有無。中古でよいのか、新品でなければいけないのかも分かれます。

さらに、資材単価だけで判断するとズレます。

  • 安くてもロットが大きい
  • 近くで引き取れるが、取りに行く時間がかかる
  • 小口対応はできるが、運賃が乗る
  • 輸入品は安いが、現場の認定要件に合わないことがある
  • 国産認定品は安心だが、納期や価格が合わないことがある
  • 中古は十分使える場面もあるが、状態確認が必要になる

現場で急に必要になるのは、たいてい小口です。単管が数本、防炎シートが数枚、クランプが1箱。だからこそ、“最安の仕入れ先”よりも、“必要な数量を、必要な条件で、必要な日に動かせる仕入れ先”が重要になります。

背景

単管・クランプ・防炎シートは、輸入品・国産品・中古品で向き不向きが分かれる

仮設資材の流通は、外から見るほど単純ではありません。

単管パイプは、韓国など海外メーカーから入ってくるものも多く、市場では輸入品が広く流通しています。商社や輸入ルートを持つ会社であれば、小口でも対応できる場合があります。一方で、国産メーカー直取引は価格面で有利に見えることもありますが、一定ロットが前提になりやすい。ここが悩ましいところです。

実際にも、「メーカーと直接やった方が単価は安くできるけれど、一括でやらないといけない。単価が少し安くても、取りに行く手間や運賃を入れると変わる」という話が出ていました。

クランプも同じです。在庫を持っている商社なら小口で出せる。メーカー直なら条件次第で安くなる。ただし、数量が少ないと運賃や引取手間で逆転します。

防炎シートは、さらに現場条件が絡みます。輸入品でも足りる現場はあります。価格を抑えやすい場面もあります。ただ、元請や現場から認定品指定がある場合は、国産品や認定要件を満たすものを選ぶ必要があります。

「現場のほうで、認定品じゃなきゃだめと言われるなら、それに合わせるしかない」という判断です。

中古資材も選択肢になります。自社置き場で使う、短期の養生で使う、見た目や認定が厳しく問われない場面なら、中古で十分なこともあります。逆に、足場の安全性や元請指定に関わるものは、状態確認や使用可否を慎重に見たいところです。

つまり、仮設資材は「輸入がよい」「国産がよい」「中古がよい」と一律には決められません。現場条件、数量、納期、運搬方法で最適解が変わります。

解決

仕入れ先を増やす前に、現場条件別に“使える調達ルート”を分けて持つ

調達先の見直しは、いきなり業者リストを増やすよりも、まず使い分けを決める方が進めやすいです。仕入れ先を複線化する目的は、取引先を増やすことではなく、現場ごとに止まらない調達判断をつくることです。

まず、自社でよく使う仮設資材を棚卸しします。

単管であれば、よく使う長さ、厚み、ピンの有無。クランプであれば、固定・自在、軽量・重量、使用頻度。防炎シートであれば、サイズ、色、認定の要否、月にどれくらい動くか。ここを簡単な表にしておくだけで、問い合わせが速くなります。

次に、用途を3つに分けます。

1つ目は、急ぎの小口です。防炎シート数枚、クランプ1箱、単管数本のような買い方です。この領域は、小口対応できる商社や近隣の在庫業者が向いています。単価が多少高くても、現場を止めない価値があります。

2つ目は、計画的な補充です。単管をまとまった本数で買う、クランプを箱単位で補充する、防炎シートを一定枚数入れ替えるような買い方です。この領域では、メーカー直取引や輸入ルートを比較する価値があります。ただし、ロット、運賃、引取手間まで含めて見る必要があります。

3つ目は、認定指定がある現場です。元請から認定品指定がある、防炎性能や仕様確認が厳しい、提出書類が必要になる。こうした現場では、価格よりも要件適合を優先します。ここで輸入品や中古品を安易に選ぶと、後で差し替えになることがあります。

仕入れ先は、次のように持っておくと実務に合います。

  • 小口・急ぎ用:近隣で在庫を持ち、数枚・数本でも動ける商社
  • 計画補充用:数量がまとまると価格が出るメーカー直または輸入商社
  • 指定現場用:国産品や認定要件に強い販売先
  • 軽微な用途用:状態確認ができる中古資材ルート

大事なのは、見積比較の見方です。単価表だけでは足りません。

確認したいのは、少なくとも次の項目です。

  • 最小ロット
  • 在庫の有無
  • 納期
  • 運賃
  • 引取場所
  • 配送可否
  • 認定品・非認定品の区分
  • 中古の場合の状態、返品可否

たとえば、クランプの単価が安くても、引取に半日かかれば現場の人件費が乗ります。防炎シートが安くても、現場指定に合わなければ使えません。輸入品の在庫が近くにあれば早い一方で、国産認定品が必要な現場では別ルートが必要です。

そのため、調達判断は「単価」ではなく、「現場で使える状態になるまでの総コスト」で見るのが安全です。

実務では、まず2〜3社で十分です。すべての資材に完璧なルートを持つ必要はありません。自社でよく使う資材から、急ぎ用、計画補充用、認定指定用を分けて問い合わせ先を持つ。これだけでも、急な連絡不通への耐性はかなり上がります。

まとめ

仮設資材の仕入れ先が急に使えなくなると、焦ります。ただ、見直すべきことはシンプルです。

まず、自社が何を、どれくらい、どんな現場条件で使っているかを整理すること。 そのうえで、小口対応できる商社、メーカー直取引、輸入品、国産認定品、中古資材を、用途別に使い分けます。

単管・クランプ・防炎シートは、頻繁に買わないからこそ属人的になりやすい品目です。いつもの資材屋さんとの関係は大切にしつつ、万一のときに代替できるルートを持っておく。これが、現場を止めない調達体制につながります。

最安値を探すより、必要な数量・納期・認定要件・運搬条件まで含めて、現場で使える調達先を複線化することが大切です。

うちの仮設資材の調達先をどう整理するか考えたいときは

仮設資材の調達は、単に仕入れ先を紹介して終わる話ではありません。自社の現場の出方、置き場の有無、協力会社との役割分担、在庫の持ち方、原価管理までつながります。

ネクスゲートでは、中小・専門工事会社の経営課題を、現場・採用・組織・原価・デジタル活用まで横断して整理し、実行まで支援しています。資材調達についても、「今の仕入れ先が使えなくなった」「小口で頼める先を持っておきたい」「単価だけでなく総コストで見直したい」といった段階から、一緒に整理できます。

うちの場合は何から見ればよいか、まだはっきりしていない段階でも大丈夫です。無理な営業はいたしませんので、状況整理の相手としてお声がけください。

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