岩手県中小企業団体中央会は、「中小企業者等賃上げ環境整備緊急支援事業費補助金(複数事業者連携枠)」の第2回公募を開始しました。

複数の中小企業者等が連携して行う、デジタル化、人材育成、業務効率化、商品・サービス開発、販路拡大、リスク対応力強化などが対象です。

項目

内容

制度名

中小企業者等賃上げ環境整備緊急支援事業費補助金(複数事業者連携枠)第2回公募

実施機関

岩手県中小企業団体中央会

対象地域

岩手県

公募期間

2026年6月22日(月)〜2026年7月31日(金)17時必着

補助対象者

岩手県内に事業所を有する中小企業組合、中小企業者・小規模企業者

補助対象事業

組合または企業連携グループによる共同取組

補助金額

1組合・グループあたり上限200万円、下限50万円

補助率

3分の2以内。ただし、過半数が小規模企業者で構成される組合、企業連携グループの構成員である小規模企業者は5分の4以内

申請方法

郵送または持参。提出期限必着

建設企業がまず確認すべき対象条件

この補助金は、単独企業の通常投資ではなく、組合または企業連携グループによる共同事業を支援する制度です。

建設企業の場合、まず次の条件を確認してください。

  • 岩手県内に事業所があるか
  • 中小企業者または小規模企業者に該当するか
  • 組合、または2者以上の補助金申請者を含む企業連携グループで取り組む計画か
  • 経営革新計画の承認要件を満たせるか
  • 応募締切日前日時点で「パートナーシップ構築宣言」に登録されているか
  • 他の枠である「通常枠(従来枠)」または「デジタル活用枠(省力化投資枠)」に交付申請していない、または申請見込みがないか

建設業は、中小企業基本法上の区分では「製造業・建設業・運輸業・その他の業種」に含まれます。中小企業者の範囲は、資本金3億円以下または従業員300人以下です。小規模企業者は、従業員20人以下です。

1週間で 17件の相談 がありました

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  • 7月29日電気設備工事会社大阪府案件獲得の相談
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  • 7月28日工務店神奈川県業務効率化システムの相談
  • 7月27日総合土木千葉県利益率向上の相談
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  • 7月25日内装工事会社東京都利益率向上の相談
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  • 7月24日空調設備工事会社愛知県案件獲得の相談
  • 7月24日防水工事会社兵庫県高卒採用の相談
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対象になり得る共同取組

補助対象事業は、岩手県内で組合または企業連携グループが実施する取組です。

公募要領では、次の5分野が示されています。

  1. 企業連携によるデジタル化・DX化の推進

ECサイト・会員アプリの開発、DX人材育成の合同セミナー、共同で依頼する個別企業のDX診断など。

  1. 企業連携による人材育成・確保の推進

雇用環境改善に向けた共同コンサルティング、業界イメージアップに向けたHP・動画等のツール作成など。

  1. 企業連携による業務効率化・コスト削減の推進

原材料価格等の高騰に対抗する共同仕入の体制構築、共同配送・共同保管などの物流コスト削減に向けた取組など。

  1. 企業連携による商品・サービスの開発及び販路拡大

地域課題の解決に向けた新ビジネスの創出、地場産品を活用した新商品の開発やプロモーションなど。

  1. 企業連携によるリスク対応力の強化

連携事業継続力強化計画の策定に係る取組、事業継続に係るツール開発・設備導入など。

建設企業にとっては、共同仕入、共同保管、人材確保、DX診断、事業継続力強化といったテーマが検討対象になりやすい領域です。ただし、同一内容で国・県等の他制度による助成を受ける事業は対象外です。

補助対象経費と注意点

補助対象経費は、次の9区分です。

  • 機械装置費
  • 設備費
  • 賃借料
  • 原材料費
  • 謝金
  • 旅費
  • 外注費
  • 委託費
  • 広報費

注意したいのは、交付決定前の発注、契約、支払いは補助対象外になる点です。採択通知を受けても、まだ事業開始できる段階ではありません。あらためて交付申請を行い、交付決定を受ける必要があります。

また、車両購入費、通常の生産活動に使用するもの、汎用性が高いパソコン・カメラ・携帯電話等、求人広告料、通信運搬費、光熱水費、振込手数料などは対象外経費として示されています。

申請前に整える書類

応募申請では、正本1部・副本3部の提出が求められています。主な提出書類は次の通りです。

  • 応募申請書
  • 事業計画書
  • 収支計画書
  • 反社会的勢力排除に関する誓約書
  • 経営革新計画の承認通知書等の写し
  • 「パートナーシップ構築宣言」への登録を証する書類
  • 営業活動の状況がわかる書類

企業連携グループの場合は、補助金を申請する全ての構成員分について、決算書や登記事項証明書の写し等が必要です。

提出先は、岩手県中小企業団体中央会 連携支援部です。2026年7月31日(金)17時必着のため、郵送の場合は到着日を前提に準備する必要があります。

次に取るべき動き

この制度は、単に設備やシステムを導入する補助金ではありません。審査では、企業連携により事業内容が効果的になっているか地域や構成員の課題解決に資するか積算が正確・明確かなどが見られます。

まずは、次の順番で整理してください。

  1. 一緒に取り組む組合・企業連携グループを確認する
  2. 共同で解決したい課題を1つに絞る
  3. 経営革新計画とパートナーシップ構築宣言の要件を確認する
  4. 補助対象経費と対象外経費を分ける
  5. 交付決定後に発注できるスケジュールを組む

補助事業期間は、交付決定日から2027年2月5日(金)までです。それまでに補助事業に係る全ての支払いを完了し、実績報告書を提出する必要があります。

連携事業として使えるかを整理する

この補助金は、建設企業が単独で申請するよりも、同業者、関連事業者、組合などと共同で課題を解く設計が重要です。賃上げにつながる環境整備として説明できるか。共同で行う意味が明確か。ここを早めに確認してください。

自社や連携先の取組が補助対象になり得るか、事業計画としてどう整理すべきかを確認したい場合は、お問い合わせはこちらからご相談ください。無理な営業はいたしません。制度の要件に沿って、活用可能性の整理から一緒に進めます。