国土交通省は、直轄国道のアンダーパスで行う「予防的な事前通行規制」の導入箇所を拡大すると発表しました。令和8年8月千葉豪雨以降、全国で大雨が続いていることを受けた対応です。これまで7箇所で導入が進められていましたが、新たに15箇所を加え、合計22箇所で運用されます。

発表内容

直轄国道アンダーパスの予防的な事前通行規制の導入拡大

背景

令和8年8月千葉豪雨でのアンダーパス冠水による人的被害等、以降の全国的な大雨

対象箇所数

既存7箇所に15箇所を追加し、計22箇所

規制基準

防災気象情報や時間雨量を踏まえて設定予定

詳細発表

各地方整備局から追って記者発表予定

1週間で 19件の相談 がありました

  • 9月16日総合建築千葉県業務効率化システムの相談
  • 9月16日空調設備工事会社岐阜県案件獲得の相談
  • 9月16日総合建築埼玉県利益率向上の相談
  • 9月15日防水工事会社愛知県人材確保の相談
  • 9月15日総合土木福岡県業務効率化システムの相談
  • 9月15日空調設備工事会社宮崎県人材育成の相談
  • 9月14日外構工事会社静岡県案件獲得の相談
  • 9月13日外構工事会社沖縄県案件獲得の相談
  • 9月13日配管工事会社神奈川県人材確保の相談
  • 9月13日総合土木大阪府業務効率化システムの相談
  • 9月13日塗装工事会社愛知県協力会社探しの相談
  • 9月12日工務店北海道人材確保の相談
  • 9月12日総合土木神奈川県人材確保の相談
  • 9月12日防水工事会社群馬県協力会社探しの相談
  • 9月12日塗装工事会社東京都案件獲得の相談
  • 9月11日工務店福岡県案件獲得の相談
  • 9月11日外構工事会社沖縄県業務効率化システムの相談
  • 9月11日解体工事会社兵庫県人材確保の相談
  • 9月11日電気設備工事会社三重県案件獲得の相談
  • 9月10日内装工事会社兵庫県人材確保の相談
  • 9月10日外構工事会社神奈川県協力会社探しの相談
  • 9月10日総合建築宮崎県利益率向上の相談
  • 9月9日総合土木兵庫県人材育成の相談
  • 9月9日内装工事会社秋田県人材確保の相談
  • 9月8日内装工事会社茨城県業務効率化システムの相談
  • 9月8日工務店秋田県人材確保の相談
  • 9月8日工務店広島県人材確保の相談
  • 9月8日内装工事会社和歌山県高卒採用の相談
  • 9月7日塗装工事会社三重県利益率向上の相談
  • 9月7日総合建築長崎県案件獲得の相談
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建設会社にとっては「道路情報」ではなく「現場運営情報」です

今回の発表は、道路行政のニュースに見えます。

ただ、中小建設業にとってはかなり実務寄りです。資材を運ぶ。職人さんが現場へ向かう。重機を回送する。残土や産廃を運搬する。そうした日常の動きは、道路が止まるだけで一気に詰まります。

特にアンダーパスは、普段は便利なルートです。信号や踏切を避けられることもあります。大型車の移動でも使いやすい場合があります。

一方で、大雨時には冠水リスクがあります。

今回のポイントは、冠水してから止めるのではなく、防災気象情報や時間雨量を踏まえて、予防的に通行規制を行う方向へ広げるという点です。

現場目線では、「いつもの道が、雨の前段階で使えなくなる可能性がある」ということです。

今回示された22箇所

国土交通省の資料では、予防的な事前通行規制の対象として、以下の箇所が示されています。

区分

地域・都道府県

箇所

実施中

北海道・北海道

国道44号 釧路市旭アンダーパス

実施中

東北・山形県

国道7号 広田ICアンダーパス

実施中

東北・山形県

国道112号 大宝寺アンダーパス

実施中

関東・千葉県

国道16号 村田町アンダーパス

実施中

北陸・新潟県

国道7号 栗ノ木バイパスJRアンダー部

実施中

中国・鳥取県

国道9号 陰田地下道

実施中

四国・高知県

国道56号 須崎市神田アンダーパス

今回追加

東北・秋田県

E7秋田自動車道 小ヶ田函渠

今回追加

関東・千葉県

国道357号 千葉市役所前アンダーパス

今回追加

北陸・新潟県

国道116号 新潟西BPアンダーパス

今回追加

中部・三重県

国道1号 四日市市川北アンダーパス

今回追加

中部・愛知県

国道1号 豊川市小坂井町アンダーパス

今回追加

中部・愛知県

国道22号 一宮市丹陽町アンダーパス

今回追加

中部・愛知県

国道23号 知立市上重原町アンダーパス

今回追加

中部・愛知県

国道302号 清須市一場町アンダーパス

今回追加

中部・岐阜県

国道21号 可児市今渡アンダーパス

今回追加

中部・岐阜県

国道21号 大垣市河間町4丁目アンダーパス

今回追加

近畿・京都府

国道9号 千代原口トンネル

今回追加

近畿・京都府

国道9号 阪急京都線アンダーパス

今回追加

近畿・大阪府

国道43号 西成アンダーパス

今回追加

近畿・大阪府

国道1号 関目京阪ガード下

今回追加

中国・広島県

国道2号 渕崎ランプ

該当エリアに営業所、資材置場、現場、協力会社の拠点がある会社は、まずこの一覧を見ておきたいところです。

自社の現場そのものが対象箇所の近くになくても、搬入車両や職人さんの通勤ルートに入っている可能性があります。

まず確認したいのは「誰が、どの道を、雨の日に使っているか」です

今回のような通行規制は、経営者だけが知っていても現場は回りません。

現場代理人、職長、配車担当、資材担当、総務、安全担当。関係する人がそれぞれ違う情報を持っています。

「その道、雨の日も通っています」

「朝は使わないけど、帰りの残土運搬で通ります」

「元請から指定された搬入時間に間に合わせるには、そこを抜ける前提です」

こういう話は、地図だけでは見えません。

今回の発表を受けて確認したいのは、次の3つです。

  • 対象22箇所の近くに、自社の現場・資材置場・協力会社拠点があるか
  • 雨天時の搬入、回送、通勤で対象箇所を使っていないか
  • 通行規制時の迂回ルートと所要時間を、現場側が把握しているか

特に、朝の搬入やコンクリート打設、重機回送などは時間のズレがそのまま工程に響きます。

「通れなかったら現場で判断する」ではなく、雨が強くなる前に代替ルートを持っておくことが大切です。

規制基準の詳細はこれから。地方整備局の発表を待つ段階です

今回の発表では、規制基準について、防災気象情報や時間雨量を踏まえて設定するとされています。

ただし、具体的な基準や運用の詳細は、追って各地方整備局から記者発表される予定です。

ここはまだ断定できません。

そのため、今すぐ全社ルールを大きく変えるというより、まずは情報収集の受け皿を決めておくのが現実的です。

たとえば、次のような形です。

  • 該当する地方整備局の発表を誰が確認するかを決める
  • 対象箇所を使う現場を洗い出す
  • 大雨時の連絡手順を、現場・配車・協力会社でそろえる
  • 雨天時に遅延が出る可能性を、元請や発注者との工程調整で共有できるようにする

難しい仕組みでなくて構いません。

まずは「このルートは、大雨時に事前規制される可能性がある」と現場が知っている状態をつくることです。

中小建設業にとっての本質は、気象リスクを工程リスクとして扱うことです

近年の大雨対応では、道路が冠水してから動くのでは遅い場面が増えています。

国土交通省も、今回の発表で「予防的」な通行規制の導入を広げています。つまり、社会全体として、被害が起きる前に止める方向へ動いています。

これは、安全面では大事な流れです。

一方で、現場運営では段取りが変わります。

これからは、大雨を単なる天気の問題ではなく、工程・搬入・人員配置・安全管理に影響する経営リスクとして見る必要があります。

特に中小企業は、1台の車両、1人の職人、1回の搬入遅れの影響が大きく出ます。

だからこそ、過度に構える必要はありませんが、対象箇所が自社の動線に入っている場合は早めに見ておきたいところです。

「雨が降ったらどうするか」ではなく、

「雨が強くなる予報が出た段階で、誰が何を確認するか」。

ここまで決めておくと、現場はかなり動きやすくなります。

自社の雨天時ルートと現場判断を整理する機会に

今回の発表は、対象箇所が限られた通行規制のニュースです。

ただ、考えるべきことは広がります。資材搬入のルート。職人さんの移動。協力会社への連絡。工程変更の判断。元請や発注者への共有。どれも、現場任せにしすぎると負担が偏ります。

ネクスゲートでは、建設企業の持続的成長を支援する立場から、現場・採用・組織・原価・デジタル活用まで横断して、経営課題の整理と実行支援を行っています。

今回のような災害・安全対応も、単体のルールづくりではなく、日々の工程管理や連絡体制とつなげて考えることが大切です。

「うちの場合、どの現場から見ればよいか」「雨天時の判断を誰に集約すべきか」「協力会社との連絡をどう整えるか」。そんな段階でも大丈夫です。

ものづくりに集中できる建設業界へ。無理な営業はいたしませんので、情報整理の壁打ち先として必要なときにご活用ください。

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