国土交通省は、令和8年6月分の「既存住宅販売量指数」を公表しました。登記データをもとに、個人が購入した既存住宅の移転登記量を加工・指数化したものです。全国の戸建住宅・マンション合計の季節調整値は 131.3。前月比で 4.4%増加 しました。

公表内容

既存住宅販売量指数 令和8年6月分(試験運用)

公表日

令和8年9月30日

全国合計

131.3(前月比4.4%増)

30㎡未満除く合計

119.4(前月比3.7%増)

戸建住宅

130.1(前月比3.7%増)

マンション

130.3(前月比4.3%増)

マンション・30㎡未満除く

105.3(前月比4.1%増)

基準

2010年平均=100、季節調整値・確報値

1週間で 19件の相談 がありました

  • 10月1日電気設備工事会社島根県人材確保の相談
  • 10月1日配管工事会社埼玉県業務効率化システムの相談
  • 10月1日総合土木岩手県人材確保の相談
  • 9月30日外構工事会社鳥取県人材育成の相談
  • 9月30日解体工事会社埼玉県協力会社探しの相談
  • 9月29日プラント工事会社群馬県人材育成の相談
  • 9月29日総合土木宮城県業務効率化システムの相談
  • 9月29日解体工事会社栃木県利益率向上の相談
  • 9月29日設備保全会社愛知県人材育成の相談
  • 9月28日工務店千葉県業務効率化システムの相談
  • 9月28日総合建築愛知県利益率向上の相談
  • 9月28日防水工事会社東京都協力会社探しの相談
  • 9月28日空調設備工事会社東京都案件獲得の相談
  • 9月26日空調設備工事会社東京都案件獲得の相談
  • 9月26日配管工事会社静岡県高卒採用の相談
  • 9月26日空調設備工事会社徳島県案件獲得の相談
  • 9月26日塗装工事会社和歌山県案件獲得の相談
  • 9月25日工務店長崎県業務効率化システムの相談
  • 9月25日内装工事会社茨城県人材育成の相談
  • 9月24日リフォーム会社愛知県利益率向上の相談
  • 9月24日リフォーム会社和歌山県高卒採用の相談
  • 9月24日総合建築埼玉県業務効率化システムの相談
  • 9月23日防水工事会社福岡県高卒採用の相談
  • 9月23日ビルメンテナンス神奈川県高卒採用の相談
  • 9月23日電気設備工事会社福岡県高卒採用の相談
  • 9月22日プラント工事会社愛知県案件獲得の相談
  • 9月22日空調設備工事会社大阪府人材育成の相談
  • 9月21日電気設備工事会社沖縄県人材育成の相談
  • 9月21日リフォーム会社三重県人材確保の相談
  • 9月21日電気設備工事会社神奈川県業務効率化システムの相談
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これは「中古住宅が動いているか」を見る指標です

今回の指数は、建物の売買を原因とした所有権移転登記のうち、個人取得の住宅を対象にしたものです。

新築着工ではありません。

ただし、地域の工務店やリフォーム会社にとっては無関係ではありません。中古住宅が売買されると、その前後で 修繕、内装更新、水回り改修、外壁・屋根、断熱、設備交換 などの相談が生まれやすくなります。

つまり、この指数は 「既存住宅まわりの工事需要がどの程度動きそうか」を見る補助線 になります。

もちろん、指数が上がったからすぐに自社の受注が増えるとは限りません。地域差もあります。とはいえ、住宅関連の仕事をしている会社にとっては、見ておいて損のない数字です。

全国では戸建もマンションも前月比で増加

令和8年6月分では、全国合計が前月比4.4%増でした。

内訳を見ても、戸建住宅が 前月比3.7%増、マンションが 前月比4.3%増 です。30㎡未満を除いたマンションでも 前月比4.1%増 となっています。

ここで大事なのは、戸建だけが動いたわけでも、ワンルーム中心の投資用に偏った話だけでもなさそうだ、という点です。

国土交通省は、30㎡未満のワンルームマンション取得が増えている状況を踏まえ、30㎡未満を含む数値と除いた数値を併用して公表しています。今回、30㎡未満を除いた合計でも前月比3.7%増です。

住宅改修の仕事を見るうえでは、小規模マンションだけでなく、より実需に近い既存住宅流通も一定程度動いている可能性 を意識しておきたいところです。

地域別では、北海道・中部・四国などの伸びが目立ちます

地域別の合計指数では、全国一律ではなく濃淡があります。

たとえば、合計の前月比を見ると、北海道地方は 16.8%増、中部地方は 5.9%増、近畿地方は 3.8%増、四国地方は 3.7%増 でした。一方で、北陸地方は 1.2%減 です。

都市圏別では、南関東圏が 1.4%増、名古屋圏が 7.5%増、京阪神圏が 5.0%増 です。

自社の商圏がどこにあるかで、受け止め方は変わります。

「全国で増えたらしい」で終わらせるより、自社の営業エリアに近い地域の数字を見る ほうが実務には使いやすいです。

中小建設業は何を見るべきか

今回の数字から、すぐに大きな経営判断をする必要はありません。

ただ、住宅関連の会社であれば、次の3点は見ておきたいです。

1つ目は、中古住宅購入後の改修ニーズを拾えているか です。

買主は、引渡し前後で「最低限直したい」「水回りだけ先に替えたい」「住みながら段階的に直したい」と考えることがあります。ここに接点を持てるかどうかで、受注機会は変わります。

2つ目は、不動産会社・司法書士・金融機関など、住宅売買の周辺プレイヤーとの関係 です。

既存住宅の動きは、建設会社単独では見えにくいです。地域の不動産会社と会話している会社ほど、「最近、中古戸建の問い合わせが増えている」「マンション購入後の改修相談が増えた」といった肌感覚を早くつかめます。

3つ目は、小工事から中規模改修につなげる設計 です。

中古住宅購入直後は、予算に限りがあることも多いです。最初から大型改修だけを提案するより、優先順位を一緒に整理し、必要な工事を段階的に組むほうが、信頼につながりやすいです。

「新築だけ」ではなく、既存住宅まわりの接点を増やす

人口や世帯、空き家、住宅価格の動きを考えると、既存住宅の流通は今後も無視しにくい領域です。

今回の発表だけで長期トレンドを断定することはできません。

それでも、既存住宅が売買されるたびに、建設会社の出番が生まれる可能性がある ことは確かです。

特に地域工務店や専門工事会社にとっては、「売買後の困りごと」にどう入り込むかが大切です。

たとえば、購入前インスペクション後の補修、入居前の水回り交換、外壁・屋根の点検、断熱改修、バリアフリー化。こうした仕事は、地域密着の会社だからこそ丁寧に対応しやすい領域です。

自社の商圏ではどう読むかを整理する

こうした市場データは、見ただけでは売上に変わりません。

大切なのは、自社の商圏、自社の得意工事、自社の紹介ルートに引き寄せて考えること です。

「うちは新築中心だが、既存住宅購入後の改修も増やせるのか」 「不動産会社とのつながりをどう作ればよいか」 「小工事を利益ある仕事にするには、見積や原価管理をどう整えるべきか」

このあたりは、会社ごとに答えが変わります。

ネクスゲートでは、中小・専門工事会社の経営課題を、販路拡大、資金調達、人材確保、組織活性化、原価管理、デジタル活用まで横断して整理し、実行まで支援しています。ものづくりに集中できる建設業界へ向けて、建設企業の持続的成長を支援しています。

「うちの場合はどう考えるべきか」「既存住宅まわりの需要をどう取り込めばよいか」という段階でも大丈夫です。無理な営業はいたしませんので、考えを整理する場として使ってください。

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