国土交通省は、令和8年9月1日からの大雨による被害について、青森県からの要請を受け、「災害復旧技術専門家派遣制度」を活用し、公益社団法人全国防災協会の災害復旧技術専門家2名を青森県鰺ヶ沢町役場に派遣すると発表しました。目的は、被災した河川・道路の早期復旧に向け、地方公共団体の災害復旧申請を技術面から支援することです。

発表日

令和8年9月18日

対象災害

令和8年9月1日からの大雨

支援対象

青森県における被災した河川・道路の災害復旧

活用制度

災害復旧技術専門家派遣制度

派遣日程

令和8年9月25日(金)

派遣先

青森県鰺ヶ沢町役場

派遣者

公益社団法人 全国防災協会 災害復旧技術専門家 2名

支援内容

被災調査、復旧工法に関する技術的支援・助言、迅速な災害復旧申請に向けた支援

1週間で 17件の相談 がありました

  • 9月18日工務店神奈川県原価管理の相談
  • 9月17日工務店三重県業務効率化システムの相談
  • 9月16日総合建築千葉県業務効率化システムの相談
  • 9月16日空調設備工事会社岐阜県案件獲得の相談
  • 9月16日総合建築埼玉県利益率向上の相談
  • 9月15日防水工事会社愛知県人材確保の相談
  • 9月15日総合土木福岡県業務効率化システムの相談
  • 9月15日空調設備工事会社宮崎県人材育成の相談
  • 9月14日外構工事会社静岡県案件獲得の相談
  • 9月13日外構工事会社沖縄県案件獲得の相談
  • 9月13日配管工事会社神奈川県人材確保の相談
  • 9月13日総合土木大阪府業務効率化システムの相談
  • 9月13日塗装工事会社愛知県協力会社探しの相談
  • 9月12日工務店北海道人材確保の相談
  • 9月12日総合土木神奈川県人材確保の相談
  • 9月12日防水工事会社群馬県協力会社探しの相談
  • 9月12日塗装工事会社東京都案件獲得の相談
  • 9月11日工務店福岡県案件獲得の相談
  • 9月11日外構工事会社沖縄県業務効率化システムの相談
  • 9月11日解体工事会社兵庫県人材確保の相談
  • 9月11日電気設備工事会社三重県案件獲得の相談
  • 9月10日内装工事会社兵庫県人材確保の相談
  • 9月10日外構工事会社神奈川県協力会社探しの相談
  • 9月10日総合建築宮崎県利益率向上の相談
  • 9月9日総合土木兵庫県人材育成の相談
  • 9月9日内装工事会社秋田県人材確保の相談
  • 9月8日内装工事会社茨城県業務効率化システムの相談
  • 9月8日工務店秋田県人材確保の相談
  • 9月8日工務店広島県人材確保の相談
  • 9月8日内装工事会社和歌山県高卒採用の相談
建設業界のプロ人材による360度経営支援 資料ダウンロード

今回の発表は「工事発注」ではなく、復旧申請を前に進めるための技術支援です

今回の発表でまず押さえたいのは、現時点で建設会社向けの入札公告や発注情報が示されたものではないという点です。

国土交通省の発表内容は、青森県からの要請を受けて、全国防災協会の災害復旧技術専門家を現地に派遣するというものです。専門家は、地方公共団体に対して、被災調査や復旧工法に関する技術的支援・助言を行います。

つまり、今回の動きは、現場で何をどう直すかを整理し、災害復旧の申請を迅速に進めるための前段階にあたります。

建設会社側から見ると、「すぐに案件が出る」という話ではありません。ただし、河川・道路の被災状況の把握と復旧方針の整理が進み始めているというシグナルとして受け止めることができます。

中小建設会社が見るべきポイントは「どの地域で、どのインフラの復旧が動いているか」です

今回の派遣先は、青森県鰺ヶ沢町役場です。対象として示されているのは、令和8年9月1日からの大雨で被災した河川・道路です。

地域の土木会社、舗装会社、河川工事に関わる会社、法面・測量・資材・運搬など周辺業務に関わる会社にとっては、今後の行政側の復旧方針を注視しておきたい局面です。

特に確認しておきたいのは、次のような点です。

  • 地元自治体や県の発表で、被災箇所・復旧方針・通行規制情報が更新されていないか
  • 今後、災害復旧工事に関する公告や見積依頼が出てこないか
  • 自社が対応できる工種、施工体制、協力会社の空き状況を確認できているか
  • 緊急性の高い現場に対応する場合の安全管理・交通規制・資材調達の段取りを整理できているか

災害復旧は、通常工事と違い、現場条件が読みづらく、工程も変わりやすいものです。経営者としては、発注情報が出てから慌てるのではなく、「もし地元で復旧工事が動くなら、自社はどこまで対応できるか」を早めに棚卸ししておくことが大切です。

災害復旧では、技術力だけでなく「準備された会社」に仕事が集まりやすくなります

災害復旧の現場では、施工技術はもちろん重要です。しかし、それだけでは足りません。

被災した河川や道路の復旧では、現地状況の変化、二次災害への警戒、交通への影響、地域住民への配慮、資材や人員の確保など、通常工事以上に調整事項が増えます。

そのため、中小建設会社が見ておきたいのは、自社の「即応力」と「管理力」です。

たとえば、次のような確認です。

  • 現場代理人や主任技術者をどの現場に配置できるか
  • 重機、ダンプ、資材、協力会社の手配余力があるか
  • 雨天・増水・崩落リスクを前提にした安全管理ができるか
  • 写真管理、出来形管理、書類対応を滞らせない体制があるか
  • 通常案件との兼ね合いで、無理な受注にならないか

災害復旧の仕事は、地域を守る重要な仕事です。一方で、現場の不確実性が高いため、受け方を間違えると、採算や人員配置に大きな負担が出ることもあります。

だからこそ、「地域のために動く」ことと「会社を守る」ことを両立する準備が必要です。

今回の制度から読み取れる大きな流れ

今回使われている「災害復旧技術専門家派遣制度」は、地方公共団体からの派遣要請を受け、国土交通省が公益社団法人全国防災協会に専門家派遣を依頼する仕組みです。

専門家は現地で、地方公共団体に対し、迅速な災害復旧申請に向けた技術的支援や助言を行います。

ここから読み取れるのは、災害対応において、自治体だけで抱え込まず、外部の専門的知見を入れながら早期復旧を進める流れが強まっているということです。

建設会社側にとっても、これは他人事ではありません。行政側の復旧申請が前に進めば、その先には調査、設計、応急対応、本復旧工事など、地域の建設企業が関わる場面が生まれる可能性があります。

もちろん、今回の発表だけで具体的な発注時期や工事内容を断定することはできません。ただ、災害復旧の初動が始まっていることは、地域建設会社にとって重要な経営情報です。

自社ではどう備えるかを落ち着いて整理する

今回のような災害復旧のニュースを見たとき、中小建設会社がすぐにできることは、特別なことばかりではありません。

まずは、地元自治体・県・国の発表を継続して確認すること。次に、自社の人員、機械、協力会社、安全管理、書類対応の余力を確認すること。そして、無理なく地域に貢献できる範囲を経営判断として持っておくことです。

災害復旧は、地域建設業の存在意義が最も表れる場面の一つです。同時に、現場任せにせず、経営側が受注判断・体制づくり・採算管理を支える必要があります。

ネクスゲートでは、建設企業の持続的成長を支援する立場から、現場・採用・組織・原価・デジタル活用まで横断して、経営課題の整理と実行を支援しています。災害復旧や地域インフラ対応を見据えて、「うちの場合はどこまで体制を整えるべきか」「通常工事との兼ね合いをどう考えるべきか」といった段階でも、壁打ち相手として活用いただけます。

無理な営業はいたしませんので、まずは自社の状況を整理する場として、必要に応じてご相談ください。

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